11月例会の報告

11月例会 「防災をもっと身近に」〜コント&トークと講演会>

11月18日(日)、鈴鹿市男女共同参画センター(愛称:ジェフリーすずか)にて、要約筆記者養成講座の受講生の現場実習を兼ねての例会が行われました。
午前の部は、アイランズによるコント&トーク。「聞こえない 話せないのと誤解され」、「『返事して』きこえないならこっち来て」などの難聴者のあるあるコントから始まり、要約筆記者のあるあるコント、災害時の避難所で困る難聴者のあるあるコントなどがありました。
次に、災害時にあったら便利なものはゴミ袋とサランラップのどちらかのプレゼンテーションがありました。ゴミ袋のいいところは、@ゴミ袋で合羽が作れる、A小さなゴミ袋に、米と水を少し入れたものを沸かしたお湯(汚い水でもOK)に入れると米が炊ける、Bゴミ袋と新聞紙で簡易トイレを作ることができる、Cゴミ袋に空気を入れると浮き輪になるなど。そしてサランラップのいいところは、@くしゃくしゃに丸めるとスポンジになる、A紙皿にラップを敷いて使うとまた同じ紙皿が使える、B尿や便はラップに包んで土に埋めることができる、Cケガした時の止血の役割が果たせるなどがあるとのお話でした。
最後に、防災グッズ一覧表を使いながら、準備ができていないものを確認し、災害への備えについて参加者と共に意識を高め合いました。
午後の部は、三重県ボランティア連絡協議会会長 川瀬みち代様に講演していただきました。
川瀬様は、いろいろな被災地でのボランティアだけでなく、募金活動や、ろうそくつくりなど、困った人のためなら、どんなことでも、どんな所にも行ってサポートされているとてもパワーのある、温かいお人でした。
お話の内容は東日本大震災のボランティア派遣の体験談やボランティアの仕方などで、臨場感あふれる話、被災した方々の切ない話、ボランティア活動を一緒に行っていた盲人の女性の話、どれもこれも鳥肌がたつほど心にぐっときて、ものすごく考えさせられるお話でした。「障害者でも人を助けることができる。」「ボランティアすることができる。」「『自分がここにいる!』という存在感を世間に見せて!」「もっと障害者も人前に出てきてほしい!」というエールを込めたお話でもありました。

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