1月例会の報告

〜「新春の集い」と「和菓子教室」〜

 1月22日(日)、四日市市総合会館で1月例会「新春の集い」を開催しました。
 午前の部では、全難聴福祉大会に参加された3名と全難聴要約筆記事業研修会に参加された1名の方の報告会がありました。
 一人目は、全難聴福祉大会の第1分科会に参加されました。テーマは「全難聴は見た!世界の難聴者福祉情勢」で、国際難聴者会議での要約筆記のあり方の違いの内容でした。言葉の違い、英語と日本語の漢字・ひらがなの使い方の違い、また画面への表示方法の違い、使用機種も異なっているそうです。情報保障に関しても、アメリカでは、どこであっても当然に、レストランなどに気軽に使用されているそうです。
 二人目は、全難聴福祉大会の第2分科会に参加されました。テーマは「再び奈良で、歴史の文化にふれてみよう」で、仏教の講演と瞑想体験がありました。講演では、死後の世界のお話しで、善い行いをして天国へ行けるようにとのことでした。
 三人目は、全難聴福祉大会3日目のバスツアーに参加されました。東大寺や談山神社等の見学でした。また、バスの車内では、UDトークと磁気誘導ル−プがありましたが、UDトークは、ガイドさんの声と相性が悪く、誤変換が多かったようです。
 四人目は、全難聴要約筆記事業研修会に参加されました。目的は、「要約筆記事業に関わる際には、必ず身につけておくべき知識を学ぶ」と「社会福祉の動向、関連法規等を学び、地域における格差解消や要約筆記事業の充実に取り組む力をつける」でした。1日目は、@意思疎通支援事業を取り巻く最近の動向、A要約筆記事業への取り組みと課題、2日目は、@難聴者運動の歴史、A通訳としての要約筆記、B難聴者が要約筆記者養成講座で「ノートテイク」指導に関わる時、おさえたいこと、という内容で開催されました。
午後からは、調理室へ場所を変えて、干菓子作り教室がありました。講師は、伊賀が誇る和菓子の匠、桔梗屋織居(ききょうやおりい)の中村伊英(よしひで)さんです。今回、作る干菓子は、3種類。「生砂糖(きざとう)」のらくがん、同じく生砂糖の和三盆(四国産の高級砂糖)と「打ち物」です。
皆さん、干菓子を入れ物にいっぱい作ってご満悦。笑顔の花がいっぱい咲きました。試食タイムがなかったのが残念でしたが、家に帰って、おいしく召し上がることができました。
桔梗屋織居は、伊賀市に本店がありますが、四日市にも数多く出店されるそうです。機会があれば足を運んでください。

29年1月例会