11月例会の報告
講演会「社会構成主義から難聴を見つめる」
11月20日(日)10時〜12時、四日市市総合会館で例会を開催しました。
三重大学教育学部の先生を講師にお迎えし、「社会構成主義から難聴を見つめる」をテーマにご講演いただきました。
まずは、「社会性」という言葉の持つ意味についての投げかけから始まりました。
例えば、難聴かどうかは、20歳前後の聴者の閾値をもとに「難聴でない」,「難聴」と診断されているものとの説明がありました。
また、「手話が飛び交う島」で、島民は「耳の悪いことは問題ではない。なまりの強い言葉を話すことと変わらない」と言っていたと紹介もありました。
最後に、社会にある一般的な見方や評価を変えていくことが、私たち難聴者の「生きづらさ」を減らすことになるのではというお話しで、最後に先生から参加者に、「どんな社会にしたいですか? そのためにできること、向き合うことは?」という問いかけがあり、会場からはいろいろと活発な意見が出ました。
次回の例会もお楽しみに。