1月例会(新春の集い)の報告

〜「全難聴福祉大会」の報告と「桑名の千羽鶴」体験教室〜

 1月28日(日)、四日市市総合会館の社会適応訓練室において、1月例会新春の集いが開催されました。
午前の部は、去る11月4,5日(土・日)に行われた「全国中途失聴者・難聴者福祉大会in東京」の報告で、それぞれに参加された分科会の報告が行われました。主な報告内容は、第1分科会「デシベルダウン再考〜きこえの支援現場から〜」は、聴覚情報処理障害(APD)について、聞こえに関する国民対象のアンケート調査結果と「きこえの健康支援センター」構想。第2分科会「情報保障への難聴者ニーズと要約筆記事業を取り巻く課題」は、会話支援機器や要約筆記事業のあり方等の内容で、会話支援機器が要約筆記に代わることはない。第3分科会「活用しよう!防災マニュアル」は、支援活動の事例報告と「難聴者・中途失聴者のための災害時・緊急時対応マニュアル」について等の内容で、各地協会でも防災についての話し合いを進めてほしい。第4分科会「考えよう!職場でのコミュニケーションの壁にどう立ち向かえば良いか」は、実際の差別事例を紹介しながら、障害者差別解消法等の法令を元に、ひとりで悩まず相談を、相手とも互いに納得し合う事が必要である等の今後の展望の報告。第5分科会「聞こえにくさと向き合う〜聞こえにくい方のご家族や周囲の方のために〜」は、ある協会のコミュニケーション事業の紹介や、実際に聞こえにくさの体験。などの報告でした。
午後の部は、桑名の伝統文化である「桑名の千羽鶴」体験教室を行いました。千羽鶴というのは一般的には鶴を千羽作り、糸などで繋いだものをいいますが、桑名の千羽鶴は1枚の紙から数羽の連続した鶴を折る独特の折り方です。講師の見本を見ながら折りました。まず、「拾餌(えひろい)」という桑名の千羽鶴のとても代表的な鶴を折りました。大きい鶴と小さい鶴がくちばしのところで繋がっている鶴です。その次に「妹背山(いもせやま)」という羽が繋がっている鶴を折りました。折り紙の和紙がとても綺麗で、折った鶴がとても素敵に見えました。折り紙の持つ優雅さを堪能したひとときでした。



新春の集い