9月例会の報告
三重難聴・全要研三重県支部合同企画
〜ノリタケの森と名古屋港水族館(バス旅行)〜〜
9月24日(日)、三重難聴と全要研三重県支部との合同バス旅行が行われ、見学先は、名古屋にあるノリタケの森と名古屋港水族館です。参加者は32名で、そのうち難聴者とその家族の参加が15名でした。
この旅行で車内でのパソコン要約筆記による情報保障も、今では当たり前のような感じになりましたが、いつものように車内の2台のテレビに要約筆記が表示され、みんなの話を共有し、一体感を楽しみました。
ノリタケの森には10時前に到着し、クラフトセンターを見学したり、絵付体験をしたりして楽しみました。陶磁器の美や伝統にふれ、少し歴史や技術について学びました。ノリタケの森内の映像には字幕がなく、支部さんのほうで事前に文字おこししたものをパンフレットに載せてもらい内容を理解しました(午後の水族館では字幕が入っているものが多くありましたが)。ここのウエルカムセンターのスピーカーは指向性のあるものが使われていて、通常のスピーカーよりは多少聞きやすかったです。ただ、これは難聴者のためというよりは、近くのスピーカー同士、音が干渉しないためのようです。
見学のあとは、敷地内にノリタケの食器を使った欧風創作料理のランチに舌鼓を打ちました。元々、ランチコースの食事内容のメニューはなかったのですが、下見での交渉で各自の席においてもらいました。日頃は、ウェイターさんがお皿を出すときに食材の紹介をしてくれても聞き取れず何を食べているか分からないのですが、この日は、ばっちり分かりました。
名古屋港水族館には14時に到着し、待望のショータイムは14時30分からイルカのショー、シャチとベルーガの公開トレーニングを観賞しました。
さて、まずはイルカ達です。高い所のボール目掛けて大ジャンプです。真横で着水すると観客席に大量の水しぶきが飛んで来て皆さん大喜びと爆笑です。次に、シャチの公開トレーニングです。全長8mの巨体ながら見事な演技、ジャンプを見せつけられ皆さん時を忘れたように見入っていました。そして、ベルーガ(シロイルカ)です。顔立ちも仕草も可愛いらしい!!頭がプニプニでプリンみたいになっていて、中は脂肪とのことで超音波を出し仲間とのコミュニケーションや獲物探しに使っているそうです。
観賞中も要約筆記の方々がトレーナーの説明をホワイトボードを使ったり、その場でパソコン入力しWiFiで難聴者のスマートフォンやタブレットに送信して説明を目で聴くことができ大いに楽しむことができました。
残り時間は自由行動でしたが、全てが自分癒しの時間になり、また行きたくなった方は多かったのではないでしょうか?